急性扁桃炎とはどんな病気?
急性扁桃炎かなと思ったら

急性扁桃炎かなと思ったら

急性扁桃炎の症状は

  1. 発熱(時として38℃以上の高熱)
  2. 喉の痛みやものを飲み込む時の痛み
  3. 寒気
  4. 全身倦怠感(けんたいかん)
  5. 頭痛や関節痛

など…。
皆さんお気づきと思いますが、
ちょっとひどい風邪といった具合です。

そこで、まずは安静を保つことと、運動や飲酒は控えます。
また、倦怠感や喉の痛みで食欲も落ちるでしょうが、多少は無理をしても、栄養価が高く喉ごしの良い食べ物を少しずつとりましょう。例えば、栄養補給用ゼリー、アイスクリーム、バナナや、薄味のスープやうどん――などです。
また、発熱を伴うために汗をかきます。脱水にならないように水分は十分に補給してください。
必要な成分が含まれているスポーツ飲料を薄めて飲むのもおすすめです。なぜ薄めるかというと、市販のスポーツ飲料に含まれる成分はヒトの体液よりも濃度が高いので、薄めることで吸収しやすくなるからです。こまめにうがいをすることも効果があります。

以上は、家庭での注意点ですが、もっとも重要なことは、耳鼻咽喉科か内科を受診することです。

成人の場合、喉が痛いので風邪かな?と思ったら、市販の総合感冒薬を飲んで済ませてしまうことも多いと思います。
急性扁桃炎自体は、それほど恐れる病気ではないのですが、放っておいて重症化すると、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍へ移行してしまったり、さらに、腎炎を合併してしまって命に関わることさえあるのです。
そこで、このまま少し安静にしていれば直によくなるだろう…と侮らず、早めに、クリニックでの診察を受けて適切な治療を行うことが大切といえます。なぜなら、市販の総合感冒薬には、原因となる細菌などをやっつける抗生物質は入っていません。
今の症状を軽くする成分しか入っていないのです。
特に、体力のない小さいお子さんや高齢者の方、糖尿病や腎臓病をお持ちの方は必ず、早期に治療を開始してください。

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