急性扁桃炎とはどんな病気?
扁桃炎が関連する病気

扁桃炎が関連する病気

扁桃炎自体は、誰でも起こり得る命に関わるような病気ではありませんが、体力がひどく衰えていたり、初期の段階で適切に治療を行わなかったりすると、一生を左右するような重い病気にまで進んでしまうことがあります。
ここでは、扁桃炎に関連する主な病気をご紹介します。

急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)

扁桃炎などの上気道炎から、1~2週間の潜伏期をおいて、突然に血尿、蛋白尿、乏尿、浮腫、高血圧――などの症状が現われます。
4~12歳のお子さんに多い病気ですが、成人にもみられます。

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アレルギー性紫斑病(アレルギーせいしはんびょう)

血管が炎症を起こし、
①皮膚の出血斑(紫斑)
②腹痛や血便
③関節の腫れ
④尿量の減少や足のむくみ
などが現われる病気で、患者さんの多くは3~10歳のお子さんです。

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慢性糸球体腎炎(IgA腎症)

糸球体に慢性的な炎症が起こるために、血尿や蛋白尿が認められる病気です。
ほとんどの場合、尿量が減るなどの自覚症状はなく、腎機能は正常な方がほとんどで、健診時の尿検査で発見されることが多い病気です。

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掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

手のひらや足の裏、とくに土踏まずの部分に膿疱ができ、しだいにお互いがくっついて、手のひらや足の裏全体の皮がむけてきます。
周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。

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伝染性単核症(でんせんせいたんかくしょう)

突然、38℃以上の高熱が出て1~2週間持続することが多いです。重症の場合には、発熱が1カ月以上続くこともあります。
また、頸部リンパ節や上まぶたの腫れもよくみられる症状です。

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リウマチ熱

39℃前後の高熱とともに、強い関節痛が膝(ひざ)、足、肘(ひじ)、手首などの大きな関節に現われます。
ある部位に起きた痛みは通常1日程度で消失しますが、次の日には別の関節が痛み始めるといった具合に、痛む関節が移動するのが特徴です。

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膿栓(のうせん)

喉の奥の口蓋扁桃のくぼみにできる黄白の固形物のことで、俗称「におい玉」「くさい玉」などと呼ばれています。
急性扁桃炎を起こした後に、突然口から飛び出して、つぶすとすごく臭いので驚いた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に無呼吸(10秒以上呼吸が止まってしまうこと)が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある状態をいいますが、慢性的な睡眠不足となって体調を悪くするばかりか、運転中に居眠りをするなど、危険と隣り合わせの病気でもあります。
この睡眠時無呼吸症候群の原因の約20%は扁桃肥大と言われています。睡眠時無呼吸症候群の治療等につきましては、「睡眠時無呼吸症候群」のコンテンツをご覧ください。

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